書初め

先日,研究室にて書き初めが行われました. 今回は,その書初めについて紹介します.

乃村研究室の書初めは,毎年恒例行事であり,年の初めのミーティングの後に行われます. (ミーティングは,研究の進み具合や近況を報告するための会合です.)

書初めは,先生と学生がそれぞれ,1年間の目標となる「漢字一字」を書きます.

文字を書く順番は,あみだくじで決め,その順番に従って1人ずつ書いていくのですが,この順番はとても大切です.なぜかというと,乃村研究室の書初めには「他の人と同じ文字を書いてはいけない」という暗黙のルールがあるからです.書きたい文字を先に書かれてしまった場合は,とても残念です.

文字を書くときは,異様な緊張感に包まれます.みんな,小筆を持つ手が震えるくらいには緊張します.

書き終わったあとは,ちょっと一息ついた後,書いた漢字についての説明と1年の目標について語ります.

漢字1文字を書いた紙は,1年間研究室張り出されます.もちろん,卒業生も例外ではなく,卒業しても1年間は張り出されたままです.先生いわく,「墨が乾くまでに1年間くらいかかるから」だそうです(笑). 張り出しておくことによって日々,目標を確認できるといった効果があるのかもしれません.

それぞれが,決めた目標を達成できるように1年間頑張ります.

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以上,書初めについての紹介でした.

ちなみに,今年書かれた文字は,「楽」「築」「活」「禅」「健」「勤」「知」「無」「叶」です. 組み合わせたら面白い熟語になるかもしれませんね.



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