僕の小学校時代には，教室の片隅に学級文庫があって， それを維持管理する係がありました．いわゆる図書係です．

当初，学級文庫の貸出期間は，1週間でした． そうすると，月曜日に借りた人は，1日損をする仕組みになっていました． 日曜日に本を返すことができないからです． (当時は，何と，土曜日は休みじゃなかった!!)

ある日，ホームルームでこの問題が議題に上り，みんなが頭をひねりました．

先生が，何やら複雑なルールを考えて，事態は終息しかけたのですが， 図書係の僕は，単に貸出期間を8日にすればいいじゃん， つまり次の週の同じ曜日に返すようにする，と主張して， そのアイディアが採用され， ルールが改訂されたのでした．子供ながらに，嬉しかったのを覚えています．

というように，いつの時代も学級文庫の管理は， みんなの頭痛の種，あるいは，革新的なアイディアを生むゆりかごなのです．

うちの研究室にも，僕をはじめとして， みんなが持ち寄った本で作った小さな学級文庫があります．

それの蔵書管理を楽にしようということで， USB のバーコードリーダを買いました．

ソフトウェアは，皆で勉強会を兼ねて，Ruby On Rails を使って作る予 定です．B4 は Rails の基礎を，僕を含めた上級生は，Rails 3.1 の機 能をそれぞれ楽しく勉強するつもりです．

夏休みの終わりの2日間を使って， どんなシステムが出来上がるか，今から楽しみです．